2018/11/5, Mon.

午後から通院。多少活動できるようにはなってきたが、ものを感じられないという根本的な点は半年前から変わっていないと報告。今の自分の状態というのはいわゆる離人症に当たるものだろうと。それは良いのだが、問題はそれに対する有効な方策がないことだ。…

2018/11/2, Fri.

二時一五分頃から外出。GLOBAL WORKのチェックのシャツに灰色のスラックスを履き、上は紺色のジャケット。晴天だが、西に雲が散って、太陽を隠している時間が多かったよう。(……)駅まで歩いて行き、電車に乗って立川へ。車内では磯崎憲一郎『鳥獣戯画』を読…

2018/10/29, Mon.

書きたいことは何一つない。自分の生は、書くことを――そして欲望や愉しみや快楽や感受性といったものを――失ったその時点で、実質的に終わってしまった。実質的には終了したはずのそれが現実には引き続いてしまっているその不可思議さ、完全に余計で余分で無…

2018/10/20, Sat.

このあたりで一度、自分の現在の症状についてまとめておこう。 1. 感受性の鈍麻――感情に関わるあらゆる形容詞の機能不全。プラス方面の情動は何一つ自分の内に生じてこない。悲しい、寂しい、心苦しいなどといったマイナス方面の情動も特段感じることはない…

2018/10/13, Sat.

朝吹三吉・二宮フサ・海老坂武訳『女たちへの手紙 サルトル書簡集Ⅰ』人文書院、一九八五年 (……)ナポリにはぼくたちがイタリアのどこでも見なかったものがある、トリノでも、ミラノでも、ヴェネツィアでも、フィレンツェでも、ローマでも見なかったもの、つ…

2018/10/12, Fri.

朝吹三吉・二宮フサ・海老坂武訳『女たちへの手紙 サルトル書簡集Ⅰ』人文書院、一九八五年 (……)ただ、それらの部屋が生あたたかく、薄暗く、強く匂うので、そして街路が眼の前にじつに涼しく、しかも同一平面上にあるので、街路が人々を引き寄せる。で、彼…

2018/10/11, Thu.

朝吹三吉・二宮フサ・海老坂武訳『女たちへの手紙 サルトル書簡集Ⅰ』人文書院、一九八五年 (……)あなたへの信頼の証拠として、今まで強がりからあなたに言い得なかった次のことを告白します。それは、ぼくの可愛いお嬢ちゃん、ぼくはあなたの心の中で第一の…

2018/10/10, Wed.

工藤庸子編訳『ボヴァリー夫人の手紙』筑摩書房、一九八六年 (……)というわけで、ひとつの場面[﹅6]を書くのに、なんと七月末から十一月末までかけることになります! それもやって面白いならいいんですが! しかしこの小説は、どんなにうまく書けたところ…

2018/10/9, Tue.

工藤庸子編訳『ボヴァリー夫人の手紙』筑摩書房、一九八六年 [農業共進会の場面について、]ところでこの壮大なピラミッドが内包するものは、平凡陳腐、何ともささやかなロマンスでしかない。その意味では、これはアンチ・ヒーローたちの演じるアンチ・クライ…

2018/10/8, Mon.

工藤庸子編訳『ボヴァリー夫人の手紙』筑摩書房、一九八六年 生れつき苦しまずにすむ人間がいるものです、無神経な人たちというのがそれだ。連中は仕合せですよ! でも彼らはおかげでどれほど多くのものを失っていることか! 奇妙なことに、生物の階級を上へ…

2018/10/7, Sun.

工藤庸子編訳『ボヴァリー夫人の手紙』筑摩書房、一九八六年 うんざり、がっかり、へとへと、おかげで頭がくらくらします! 四時間かけて、ただのひとつ[﹅6]の文章も出来なかった。今日は、一行も書いてない、いやむしろたっぷり百行書きなぐった! なんと…

2018/10/6, Sat.

工藤庸子編訳『ボヴァリー夫人の手紙』筑摩書房、一九八六年 (……)ぼくがやってみたいのは、生きるためには呼吸をすればいいのと同じように、(こんな言い方ができるとすれば)ただ文章を書きさえすれば[﹅10]いい書物をつくることです。(……) (252; ルイ…

2018/10/5, Fri.

工藤庸子編訳『ボヴァリー夫人の手紙』筑摩書房、一九八六年 いくらか仕事ができるようになりました。今月の終りには、宿屋[﹅2]の場面がおわるだろうと思います。三時間のあいだにおきたことを書くのに、二カ月以上かけることになります。(……) (168; ル…

2018/10/4, Thu.

工藤庸子編訳『ボヴァリー夫人の手紙』筑摩書房、一九八六年 (……)そもそも平等とは、あらゆる自由、あらゆる優越性、そのものを否定すること以外のなにものでもないじゃありませんか。平等とはすなわち隷属です。だからこそ、ぼくは芸術が好きなんです。そ…

2018/10/3, Wed.

一〇時台、ジャージの上着を羽織って外に出る。母親によると隣家の(……)さんから高いところの柿を採ってくれと頼まれたらしく、彼女がデイケアに出かけているあいだにそれを済ませてしまおうとの算段だった。自宅の南側に回って隣家の敷地に踏み入り、雑多…

2018/10/2, Tue.

午後二時、干された布団を裏返すためにベランダに出る。快晴と言って良いだろう、柔らかな青空の昼下がり。雲は淡い断片が西の方にいくつか集って水面[みなも]の波紋めいており、直上にはいくらかまとまった量のものも浮いていたが、それも厚みや弾力を欠い…

2018/10/1, Mon.

台風一過の快晴。最高気温は三四度とか言った。まるで夏である。食後の習慣として緑茶を飲んでいると、背が汗で大層濡れて、肌着をぱたぱたとやりながらノートパソコンを前にした。午後二時頃になると、陽射しがもういくらか引いていたが、布団を干した。日…

2018/9/30, Sun.

久しぶりにMr.Bigなど流す。再結成時に武道館で演じられた"Alive And Kickin'"の動画などもYoutubeで閲覧するが、この時のEric Martinはやはりだいぶ衰えていると言わざるを得ないだろう。それにしても、この再結成ライブが二〇〇九年だということにはそんな…

2018/9/29, Sat.

カロリン・エムケ/浅井晶子訳『憎しみに抗って 不純なものへの賛歌』や新聞記事の書抜きに結構な時間を費やす。たくさん文を写してはいるのだが、そうしてみてもその内容が自分の頭のなかにうまく入りこんでくる感じがしない。以前の自分だったら、本を読み…

2018/9/28, Fri.

すべてがどうでも良く、空虚に思える。物事に関心を持つという精神の能力それ自体がほとんど消えかけている。自分は自分の感受性を失ってしまった。読み書きも面白くなく、結局は惰性に過ぎない。一応はまた本を読み、文を書けるようになったところで、それ…

2018/9/27, Thu.

墓参。母親と(……)さん(叔母)と。墓参りを終えたあと、寺の池に寄って鯉にパン屑を与える。 帰宅後、読書をしていると思ったらいつの間にか眠っている。一一時半くらいから一時前までだと思う。昼食を取ったあと、三時くらいからもまた眠った。八時あたり…

2018/9/26, Wed.

九時半のアラームで覚醒して、鳴り響く音を聞きながらゆっくりと起き上がり、携帯を止めたあとにふたたび寝床に戻ったのを覚えている。そこから一時間後、一〇時半にふたたび覚めるまでに夢を見た。まず最初に、(……)駅前で誰だかわからない一人の子どもと…

2018/9/25, Tue.

就床してから僅か三時間半後、五時半の頃合いに一度覚めていた。精神は軽いのだが、しかしさすがに三時間半では眠りが少ない。それでもう一度寝付き、何度か覚醒しながらも結局はいつも通り、一一時半過ぎまで床に留まった。雨が降っていた。便所に行ってき…

2018/9/24, Mon.

七時頃から何度か覚めつつも、例によって一一時四〇分まで寝床に留まることになった。瞼がひらくようになってきた頃、外からは父親の流しているラジオの音声が聞こえており、誰か、おそらく日本人女性の歌う"It's Only A Paper Moon"が掛かって、昔、繰り返…

2018/9/23, Sun.

一一時過ぎに起床するまでのあいだ、夢を三、四種類見たが、その内実は大方失われているし、無理に頑張って思い出して詳細に綴るのも面倒臭い。いつもの通り、目を覚ましながらも起き上がれないままにいると、母親がやって来て蕎麦を食べに行こうと誘ったが…

2018/9/22, Sat.

ベッドを抜け出すのには一二時一〇分まで掛かった。七時頃から何度も目覚めており、眠気は薄れてほとんどなくなっていたのだが、身体が気怠いようで気力が湧かず、無益に長々と布団のなかに留まってしまうのだった。時間が遅くなったので瞑想はせずに上階に…

2018/9/21, Fri.

七時台に一度、自ずと覚醒があった。アラームを待ってふたたび寝入り、八時半のそれが鳴ると床に立ち上がって携帯を取ったが、例によってふたたび寝床に戻った。起床を見たのはそれから一時間後の九時半だった。まだ意識が重いようなのを無理やり断ち切って…

2018/9/20, Thu.

この日は一日中、だらだらと不活性な状態で過ごした日で(今の自分はそもそも何をしていても精神そのものが不活性であるようにも思われるのだが)、特に印象深いことも残っていない。辛うじて行った活動としては、朝晩に一五分ずつの瞑想を行ったこと(自分…

2018/9/19, Wed.

この朝も何かしらの夢を見たはずだが、既に忘れてしまった。七時の携帯アラームで布団を抜けたものの、例によってふたたび寝床に戻ってしまう。この日は前日に引き続き父親が休みで、朝から墓参りに行くという話になっていた。それで何度か、天井が鳴ってこ…

2018/9/18, Tue.

一〇時前起床である。前日に会ったばかりの(……)が出てくる夢を見たはずだが、詳細は既に失われている。朝食は、ものを食べたいという気持ちが全然なかったため、鯖の一切れに米、あとは梨で軽く取った。日記に取り掛からなければならないはずが、一二時間…