三人の子ども イルとイリリとイリヤが、その三人のきょうだいだった。成長すればイルはリルラに、イリリはリリアに、イリヤはリルカになるはずだった。そのうちのだれかが、リルとリラを生んだ、のかもしれない。三人の親は、リルとリラのふたりだった。 一…

三人の子ども イルとイリリとイリヤが、その三人のきょうだいだった。成長すればイルはリルラに、イリリはリリアに、イリヤはリルカになるはずだった。そのうちのだれかが、リルとリラを生んだ、のかもしれない。三人の親は、リルとリラのふたりだった。 一…

おとといの帰路。九時過ぎ。勤務を終えて駅へ。電車に乗る。忘れられた傘をいくつか見かけた。車内では終始瞑目。Hで乗ってきたひとが向かいに座ったのでプレッシャーをちょっと感じた。Tに着いて降り、階段をのぼり、改札に向かうあいだもひとが多くてから…

むかし、Tが、ブルガリアのやたら複雑な民族合唱みたいな音源を聞かせてくれたことがあって、きのうおとといあたりでそのことをおもいだし、昨晩LINEで、あれの元アルバムがわかるようだったら教えてくれと聞いておいた。ブルガリアではなくてジョージアだっ…

日曜日、夜九時ごろギターを二回連続で弾いて録った。それが56番と57番。一度目をやっているあいだに父親が帰ってきていたようで、祭り関連の会合でYで飲んできたので酔っ払っており、いくらか荒いような声が上階に聞こえた。母親はたびたび、きょうもまた、…

さきほど、八時半ごろ買い物へ。部屋を出ると通路の端に行って空中に手を差し出す。降るものはないので、扉のまえに引き返してそのまま鍵をかけ、階段を下りる。通路天井の蛍光灯があいかわらず自滅的に痙攣しており、視界がじらじらして目とあたまにいくら…

ギター56(https://note.com/diary20210704/n/ne414e45a2ba9) 57(https://note.com/diary20210704/n/n8edd222ebd27)

きのうの出勤路。午後五時。雨はすでに止んでいたので、傘を持たなかった。裏を通り抜けていって街道を行く。中学生の下校時間。右側、対岸で、女子のひとりが奇声をあげていた。きょうはいつも裏にはいる老人ホームの角を過ぎてしばらく行く。白く小粒な丸…

「三人の子ども」のつぎの部分に、「あたりは岩めいてきて」みたいな言い方をつかおうとおもっていたのだけれど、この「〜〜めく」はこちらの独自言語じゃないかという疑いもあった。つまり、この「岩めく」は、こちらのなかでは、岩が多くなってくる、みた…

三人の子ども イルとイリリとイリヤが、その三人のきょうだいだった。成長すればイルはリルラに、イリリはリリアに、イリヤはリルカになるはずだった。そのうちのだれかが、リルとリラを生んだ、のかもしれない。三人の親は、リルとリラのふたりだった。 一…

八時ごろ、買い物へ。部屋を出ると通路の天井、ちょうど階段を上がったところの頭上にある蛍光灯が、映写機のまわる音のようなこまかな響きをじりじり立てながら高速で明滅しており、おお、とおもった。視界にわるい。階段を下りてポストを確認するとそとへ…

三人の子ども イルとイリリとイリヤが、その三人のきょうだいだった。成長すればイルはリルラに、イリリはリリアに、イリヤはリルカになるはずだった。そのうちのだれかが、リルとリラを生んだ、のかもしれない。三人の親は、リルとリラのふたりだった。 一…

Kさんからはいままで二、三回、金稼ぎの手段として、メルマガやったらどうですかといわれている。きょうの朝目覚めたあと、布団のなかでそのことをちょっとかんがえていたのだけれど、短篇小説とかの精読を連載みたいな感じでやるのはいいかもしれないとおも…

きょうはKさんと通話だった。ともに『灯台へ』を三ページ読んだあと、雑談しているさいちゅうに、じぶんで書いた文章を金にするよりは、読み書きをしたいひとの手助けというかサポートをするほうが性に向いている、そっちのほうがやりたい、というと、じぶん…

きのう、八時台に起きていって居間で食事を取ったとき、南窓のカーテンは開いており、ガラスの向こうの眺望があらわれていた。近間の屋根とか電線とかを越えた先、川のながれ自体はみえないがその向こう岸の林がはさまり、川向こうの地区の家屋根もいくらか…

Wからメール。めずらしい。Sが八月に帰国するらしいということで、集まりがあるかもとのこと。追って詳細と。相変わらず体調が悪いが今年に入ってからゆっくり回復しており、今後いっそう回復する予定なのでできたら参加したいと返しておいた。あちらも激務…

きょうは二時ごろ実家を発って、ふたたび母親の車で送ってもらった。T駅南の通りのとちゅう、S予備校のまえで降りる。図書館に行くつもりだった。通りをちょっと西へもどる。右折する。快晴。ひとも多い。リュックサックはやや重い。てくてく行って階段から…

日曜日の昼間に出かけて実家へ。だいぶ暑かった。アパートを出て左方向に行ってすぐの公園では道に面した桜木が花をおおかた散らして白さをとぼしくし、地面からすこし斜めに生えだしたあとでまっすぐのぼる幹のとちゅうにあかるい緑の葉だけがついた付け足…

ギター51(https://note.com/diary20210704/n/na45f60e3ca0a) 52(https://note.com/diary20210704/n/ndbb739bdd5bf) 53(https://note.com/diary20210704/n/n69f3cf7e6a36) 54(https://note.com/diary20210704/n/n7857bf0596d7) 55(https://note.com/…

きょうもEvans Trioのディスク2にあたる部分を("Milestones"以外)聞いたし、ムージルもウルフも読んだし、小説もすこしすすんでそのほかにもいろいろ書き、かなりいい日だった感じがある。肉も食ったし。そのときちょっと気持ち悪かったので食いづらかった…

スーパーから帰ってきたあと布団で休んでいたとき、外から、げえー! うわ、鳥のうんこついてるう! という、声変わり間近の少年のようにざらついた、あるいはガラガラした叫びが聞こえてきて、ちょっと笑ってしまった。向かいの保育園は土曜日でも少ないな…

三人の子ども イルとイリリとイリヤが、その三人のきょうだいだった。成長すればイルはリルラに、イリリはリリアに、イリヤはリルカになるはずだった。そのうちのだれかが、リルとリラを生んだ、のかもしれない。三人の親は、リルとリラのふたりだった。 一…

きのうはほんのすこしだけれど小説もすすんだし、ひさしぶりに六一年のBill Evans Trioも聞いたし、おなじくひさしぶりにウルフの英文も音読し、またムージルの「ポルトガルの女」も読んで、けっこういい日だった感がある。「ポルトガルの女」は序盤をすすん…

肉を食いたいなとおもった。きのう米も炊いてたくさんあるし、夕食に惣菜のカツでも食おうということで買いに行くことに。すでに四時だった。きょうもシャツとズボンだけで充分というか、その軽装でもむしろ暑い。アパートを出るとまず金をおろすために近間…

いちおうオーケーとするが、べつにこんなイメージの記述いらんのでは? という疑問はぬぐえない。しかしとりあえず、来たものを書き、ちからを尽くす。

三人の子ども イルとイリリとイリヤが、その三人のきょうだいだった。成長すればイルはリルラに、イリリはリリアに、イリヤはリルカになるはずだった。そのうちのだれかが、リルとリラを生んだ、のかもしれない。三人の親は、リルとリラのふたりだった。 一…

どうもむずかしい。ぜんぜんピンとこない。いったん中断。腹も減ったし。この小説はどうやらむずかしい。

三人の子ども イルとイリリとイリヤが、その三人のきょうだいだった。成長すればイルはリルラに、イリリはリリアに、イリヤはリルカになるはずだった。そのうちのだれかが、リルとリラを生んだ、のかもしれない。三人の親は、リルとリラのふたりだった。 一…

三時半ごろ外出。スーパー行き。きょうもやはりジャケットは必要ない。無印良品の茶色いシャツと、ブルーグレーのいつものズボン。午前中は曇っていたが、このころには陽射しが出ており、雲なしのじつに晴れ晴れとした青空とはいかないものの、ひかりの色は…

月曜日に勤務を終えて実家に帰り、安息のベッドで三〇分ほど休んでから食事を取りに居間に行くと、母親が『月曜から夜ふかし』という番組をみている。マツコ・デラックスと、村上信五がやっているやつ。まえにも二、三回、みたことがある。ものを食べながら…