2017/1/16, Mon.

 往路、ひどく寒い。コートを羽織って肩のあたりは動じないが、腹や脇腹を攻められて初めのうちは身体が震えがちである。進むにつれて耳が冷えて痛みだすのにも難儀した。熱を持たせようと揉みほぐしながら街道を行くが、大した効果はないようだった。青い暮れ方で、西の際には残照が僅か浮かんで精妙である。裏通りを行くうちに身体のほうは落着いたが、耳の刺激が増して、冷気が穴に流れてくるのが擦られるように痛く、そこから顔の内のほうにも波及するようで、耳の痛みなのか頭痛なのかが判然とわからないような有り様だった。