2018/3/20, Tue.

睡眠薬を飲んだのだが、入眠できず。このまま朝まで眠れないのではと危機感を覚える。しかし、ロラゼパムスルピリドを追加したところ、三時以降になってどうにか意識を失えたようだった。
●雨降り。気温は、最高が八度とか聞いていたが、それほど寒くも思われない。
スワイショウ。『あさイチ!』を見ながら(スニーカーについて)。また、その後、四〇〇回ほど。
●横山貞子訳『フラナリー・オコナー全短篇 下』を読了。一二時半前だっただろうか。食事を取りに上階に行く。母親がフライパンに鯖を焼いておいてくれたのだが、それは夜に回すことにして、納豆に大根をおろし、豆腐を電子レンジで温める。汁物は即席の味噌汁である。卓に就き、テレビを点して食べはじめる。テレビ番組はいくつか回してみて、森本学園の文書問題を取り上げている『ひるおび』にしたが、そう真剣に眺めたわけではない。
●皿を洗って室に戻ると、『天の川銀河発電所』を読みはじめた。現代俳句のガイドブックである。俳人ごとに句を集めて紹介するその合間に、編者の対談が挟まっているのだが、そこで語られていることを身に添って実感するには、こちらの言葉に対する感覚は貧弱過ぎる。と言うか、例の変調、そして文を以前のように書けなくなって以来、言葉(やその他の物事)に触れる感性というものも薄くなってしまった感じがある。
●二時を回ったところで運動を行った。背景にはSuchmos『THE KIDS』を流した。スワイショウから始めて、腕立て伏せや腹筋などを行ったのだが、夜、満足に眠れていないのにそうした筋トレをするのもまずいのではないかという気がするので、明日からはひとまずスワイショウのみにしたほうが良いかもしれない。とにかくこの不眠、うまく入眠できないという状態が解消されて、以前のように長くても良いのでまともに眠りを取れるようになってほしいと思う。
●スーツに着替えて三時半前、出勤。雨はほとんど降り止んでいた。コートを着てマフラーをつけるのが正解の気温。裏通りの一軒に白い花が咲いているのを木蓮だろうかと見たが、近づいて見直すと、拡散的な花びらの、違う花である。これは確か、辛夷というものではなかったかと思いだした。進んでいくと、こちらはまさしく白木蓮の大きな樹があり、その下を女子高生が歩いて行くのが遠目に見える。大ぶりな花びらのいくつかは、既に茶色の焦げ跡のようなものをつけながら地に伏していた。
●労働、一応問題はないが、不眠によって疲労感があったので、なるべく椅子に座っているようにした。最中はやはり、時間が容易に流れて行かない感じがある。(……)との授業は、何だかんだで笑わせてくれるので良い。
●帰宅後も、欠伸は出るものの眠気が生じるという感じがまったくなく、眠れていないことの疲労感から、食後などソファにぐったりとついてしまった。身体がなかなか動こうとせず、風呂に入るのも一苦労だった。自室に帰ってからも、何をする気にもならず、ただベッドに倒れて目を閉じながら時間が過ぎるのを待つ具合で、しかしそうしていても眠気は湧いてこない。母親が、安眠効果のあるという玉ねぎのスライスを持ってきてくれた。それからしばらくして一一時を越えたところで、どうせもう眠れないのだ、目を閉じて朝まで過ごしていればよいではないかと覚悟を決めて、薬を飲んで床に就くことにした。効果のほどは知れなかったが、コンピューターで、睡眠導入音楽を流した。