2018/5/19, Sat.

●一月頃の日記を数日分読み返しているが、もはや自分がこんな風に文を書くことができていたのが信じられない。自分の頭は、三月くらいに掛けて、何か本質的に変質してしまった。もう二度と以前のような文章は書けないだろうという実感がある。
●そして、あのような形の日記を書き綴ること、生きることと書くことをできる限り一致させることだけが自分の生き甲斐だったはずで、それができなくなった今、生存や世界がまるで無意味に感じられて仕方がない。端的に、うつ状態に陥っており、無気力で、希死念慮が甚だしい。
●正直なところ、こうなった今、自分はもうさっさと死にたくて、自殺の方法について検索したり、近所の橋から飛び降りることを何度も考えてもみるのだが、臆病のために、あるいは気力のなさのために実行できずにいる。生きる意欲がないが、積極的に死を敢行するほどの気力もないといった状態である。
●何か別の生き甲斐がこの先見つかるという希望もない。なぜなら、書くことが失われたと前後して、世界に対する感受性がまったく働かなくなってしまったからだ。自分においてはまさしく、書くことと感じることとが、日記という形式を媒体にして、深く結びついていたのだと思う。
●自分の実感としては明らかに、「正常な」人間としての感受性や頭の働きを失ってしまい、この先それが取り戻されるとも思えず、生きていく自信がもはやないのだが、外見にはまったくそうは見えず、言われなければ普通に思われるらしい。いかにも中途半端に狂ってしまったようだ。
●とにかく早く死んで生まれ変わりたい。もう自分にはそれしかない。生まれ変わってもう一度文を、日記を書けるようになりたい。