2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2014/2/28, Fri.

祖父が死にかけている病院に家族や親戚一同でつめていると、階段の脇にこちらもベッドに寝たきりになって死にかけているIさんがあらわれる。苦しげに息を乱している老人は何年か前に亡くなったはずで、自分にしか見えない幻覚ではないかと思ったし、病室の家…

2014/2/27, Thu.

すらりとした美脚を黒いストッキングに包んだショートカットの美人とまぐわっていると、下腹部にこみ上げてくるものを感じ、射精寸前で目が覚めた。興奮も快感もなく、妙に平静で目が冴えたので、とりあえずトイレに行こうと立ち上がるとその瞬間重い頭がふ…

2014/2/26, Wed.

八時に覚めて目をひらいていたのもつかの間、頭の重さに勝てず、覚醒しては意識を失い、ようやくベッドを出たころにはすでに十一時もまわっていた。腐れ寝坊のくびきから脱さねばならぬと午前一時前に寝て一度は目覚めたにもかかわらず機会を活かすことので…

2014/2/25, Tue.

今日もまた正午前に起きるという腐りきった目覚めをむかえて、天頂に達した太陽から責めるかのようにそそがれる光が目に痛かった。先日すでに消した去年の今頃の日記には、起きた瞬間からのどの痛みと鼻水に悩まされている記述があったけれど、今年は花粉が…

2014/2/24, Mon.

正午を過ぎて起きるという救いがたい寝坊をした。もはや寝坊というより常態になりつつあるこの生活習慣をどうにかしなくてはならなかった。米、納豆、野菜炒め、豆腐を食して、Sinergy『Beware The Heavens』を流しながら二月二十二日の日記を書いた。二時半…

2014/2/23, Sun.

すさまじい寝坊をして十一時半に起床した。食事のとき、父に、町内の祭りの手伝いをする会に入ってほしいとの話が来ていると知らされた。正直面倒ではあるしそのような社会的な実務がとことん苦手な人間だと自任しているのだが、地域のつながりを保っていく…

2014/2/22, Sat.

学校の教室で蜘蛛をつきつけられて狂乱じみた恐怖を感じながら六時四十分に起きたあと一時間ほど二度寝した。陽は昇りはじめ、青く影になった雲のむこうにはオレンジ色の海が広がり、視界の右手には明るみを帯びた雲がいくすじか流れていた。食事をして部屋…

2014/2/21, Fri.

起きた直後は夢のなかで聞いたジャズファンク的な曲がはっきり耳のなかに残っていた。台所には鍋に入った味噌汁しかなかったので卵を焼いて食べた。食事中から佐藤亜紀『小説のタクティクス』を片手に持って読みはじめ、部屋に戻ってからも引きつづき読んだ…

2014/2/20, Thu.

日記を翌日にまわすことにしてさっさと寝た甲斐あって八時に起床した。おそろしく冷えこんだ朝だった。雪のために出勤時間の遅くなった母が先日の葬儀の礼の手紙をI.Yさんあてに書いていた。食後に葬儀で飾られた果物籠のメロンを切ったが、舌に酸味がぴりぴ…

2014/2/19, Wed.

十時半に起床してチャーハンと野菜スープを食べた。これだけでは食欲が完全に満たされていないと感じながらも、最近は欲求ににまかせて食べてあとから苦しくなることが多いので気をつけた。 Mongo Santamaria『Mongo at Montreux』をかけながら、ミシェル・…

2014/2/18, Tue.

十時過ぎに起床して、米、ハムエッグ、卵ときのことわかめの汁を食べた。Evan Parker『50th Birthday Concert』を流しながら、與那覇潤『中国化する日本』を読んだ。途中、ひどくモチベーションが下がって、なぜこんな本を読まなくてはならないのだ、こんな…

2014/2/17, Mon.

起きた瞬間から逃げていく夢に手を伸ばしてみても、つかまえられるのは断片未満の漠とした印象のみだった。つながらないかけらをもてあそびながら上階へ上がると、両親がいた。今日まで休みだった。米、納豆、味噌汁、インスタントな鶏肉の朝食をとった。 與…

2014/2/16, Sun.

寝る前に歯を磨いている最中から、テレビ画面にノイズが走るように間欠的に気が遠くなりかけることがあったので、零時をまわってさっさと床についた。ところが布団に入って目をつぶっても明晰な意識が保たれたままで、一向に入眠時特有の無秩序なイメージの…

2014/2/15, Sat.

歯を磨こうと廊下を洗面所に向かっている視界の端に白いものが映った。レースのカーテンをとおして外を見ると、厚く積もった雪がうすぼんやりと光っていた。常ならば重苦しく沈黙した闇はこの午前二時には白く明るみを帯びた静謐さに満ち、いまだはらはらと…

2014/2/13, Thu. - 2/14, Fri.

九時起床。直前まで見ていた夢の記憶が起きた瞬間に霧消した。昨夜は頭痛があったし、今日は通夜なので零時をまわったところでさっさと眠りについた。朝食はカレーだったのかなんなのか忘れたが、いくらか食欲がおさまったような感じをもった。十時になって…

2014/2/12, Wed.

夢。 地方から東京に出てきた女性と親密な関係になった。ショートボブの黒髪がたまご型の輪郭を包みこみ、顔の小ささに不釣り合いな大きさの黒縁眼鏡は、理知的な印象を与えるよりはむしろ、そのアンバランスさでもってやわらかな丸みをきわだたせていた。ふ…

2014/2/11, Tue.

十時に起きて、混ぜご飯を三杯も食べたことからも最近は食欲が過剰であるように思われるが、ふくれた腹を抱えながら食後からギターを弾いてあっという間に十一時半をむかえてそろそろ客が来ようかという時間になったが、弔問客の相手をするのも面倒だという…

2014/2/6, Thu. - 2/10, Mon.

五日の夜に帰宅して夕食を前にしたときに、今日もなんとか帰ってこれた、というつぶやきが自然に口をついた。険しい道を通ってきたわけでも帰路に妨害があるわけでもないのにそんなことを思ったのは、どうやら無事に帰れない日がいつかは来るだろうと前提し…

2014/2/5, Wed.

昨夜日記を書いたあとはLed Zeppelin "Since I've Been Loving You"を引きつづき聞きながら頭を振った。ライブ盤の演奏も聞いたが、Led Zeppelinというバンドは本当に魔術めいた輝きを放つ集団で、御三家として並び称されるDeep PurpleとBlack Sabbathが彼ら…

2014/2/4, Tue.

今日もまた十時半に起床するという体たらくだった。半熟のハムエッグを焼いて米にのせ、味噌汁、サラダ、焼き鮭を食べた。今日は雪が降るらしいと母が昨日悩ましげにくり返すのを聞いていたが、雪ではなく雨降りの昼前で、窓外の景色は灰一色で寒々しいこと…

2014/2/3, Mon.

途方もない寝坊をして十時半に起床した。夜更かしをやめられない身のあさましさである。とはいえ体の感覚自体はそう悪くはなく、最良とはいえずとも通常程度のまとまりを得ていた。カレー、大根の味噌汁、大根とシーチキンのサラダを食べたあとに、昨日父が…

2014/2/2, Sun.

昨夜日記を書いたあとは、Miklós Perényi『Britten / Bach / Ligeti』を流しながら布団のなかで『古井由吉自撰作品 二』をいくらか読み進めた。昼間眠ったというのに十二時前にもなればまた眠気が頭をもたげ、それにしたがうこともやぶさかではなかったがし…

2014/2/1, Sat.

六時半に起床したが六時のアラームを聞いた覚えがなかった。昨日の回鍋肉の残りと母がつくってくれたおじやを食べながら日記を読みかえすと言葉がどれもこれも空虚に思われてしかたがなかった。書いたときにはうまく書けたと思った文章でも、三日も経てばも…