2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

2017/11/30, Thu.

毎朝のことで、何度も覚めては寝付いて睡眠が長くなるのだが、面倒なのでその仔細な展開は追わない(と言うか、もはや良く覚えていない)。最終的にはまた正午過ぎに床を抜けることとなった。一一時台後半の覚醒にも、油断するとまた眠りに落ちかねないよう…

2017/11/29, Wed.

八時台のうちに一度覚醒したらしい。その時、睾丸が痛む鈍い感じがあった。痛みと言うか、よく使われる言い方だが、しくしくと泣くような、などと言ったほうが良いのかもしれない(ミシェル・レリスがその日記に、そうした睾丸の痛みについて書いていなかっ…

2017/11/28, Tue.

覚醒すると、時計が一一時五分を指していた。この朝には珍しく、まだ早いうちに一度覚めたという記憶がなく、この時間までひと繋がりに眠っていたようだった。目覚めの感触は数日前よりも明らかに軽く、やはりとにかくゆっくりとして深い呼吸を普段から心掛…

2017/11/27, Mon.

まず最初に、七時に目を覚ましたらしい。三時間半の睡眠なので、さすがにこれではとまた眠りに就いたところ、例によって一一時に至ったが、七時間半の長さなので悪くはないと評価されたようだ。起き上がってみて身体の重さもあまりなかったようで、深呼吸の…

2017/11/26, Sun.

床に就いたのはもう夜明けも近い午前四時五〇分とかなり遅くなったのだが、そこから四時間ほど経った時点で一度覚めていたらしい。ふたたび眠りに入って、次に覚めたのは一一時台の後半だった。正午も目前だが、消灯の時間を考えると思いのほかに早い。前日…

2017/11/25, Sat.

一〇時半の時点で一度目覚めて、七時間の睡眠と計算したらしい。カーテンをひらくと陽射しがあって、顔にも多少触れたのだと思うが、しかしやはりどうしても目がひらいたままにならなかった。次に時計の時間を定かに確認したのは一一時五分で、そこから二五…

2017/11/24, Fri.

ほとんど毎日のことだが、一〇時頃から意識をたびたび取り戻しつつも起床に結びつかず、最終的には寝床に就いたまま一時を迎えた。意識の混濁と闘っているうちに、いくら頑張っても閉じていこうとする動きを抑えてくれなかった瞼から、突然重さが抜けてひら…

2017/11/23, Thu.

一〇時台のうちに一度、目を覚ました。しかしいつものことで気付かないうちにまた眠りに落ち、次に覚めると既に午後一時になりかかっていた。カーテンをひらくと、窓の向こうの空は一面、一片のくすみもない青に満たされていた。また眠ってしまわないように…

2017/11/22, Wed.

既に一一月二六日の午前零時三九分を迎えているのだが、この日の生活の様子は中途半端にしかメモを取っておらず、日付として四日も前になる一日の記憶を念入りに探って仔細に記すのが面倒臭いので、大方は省略して一言だけ触れることにする。ここからこちら…

2017/11/21, Tue.

一一時台に一度覚めたらしい。その時にはまだ、カーテンをひらくと太陽が寝床に少々光を射しこんでくる位置にあり、陽射しを多少受けもしたようだが、起き上がる気力は湧かなかった。布団のなかで首や肩のあたりを揉んでいるうちに、結局は正午を過ぎての起…

2017/11/20, Mon.

例のごとく、一〇時頃に一度覚めたらしい。時間を認識して即座に、ここで起きれば六時間だから悪くないと睡眠を計算したようなのだが、これもいつも通り、また眠りに捕まって、一一時を越えた。何度も意識を取り戻す浅い微睡みを通過しながら、決定的に起き…

2017/11/19, Sun.

この日の午前中の時間はすべて睡眠によって覆い尽くされ、午後の一時に至ってようやく起床した。四時三五分から一時ちょうどまでとして、八時間二五分に渡る眠りである。時間が遅くなったので、起床時の瞑想は行わなかった。この日一度目の食事には、炒飯を…

2017/11/18, Sat.

この日の睡眠は四時一〇分から一二時五五分までと、久しぶりに九時間近くの長きに達してしまい、これにはさすがに眠りすぎだろうとの反省の声を自らに差し向けざるを得なかった。これほど眠ってしまったところを見ると、この前の晩はやはり、街に出て様々な…

2017/11/17, Fri.

この朝もやはり、正式な起床よりも前に、二度くらい覚めた記憶の感触が稀薄に残っている。例によって起き上がることはできず、一一時四〇分を起床時刻として定めることになったわけだが、四時三五分から数えて七時間五分なので、量としてはそれほど悪くはな…

2017/11/16, Thu.

この朝の(と言うかもはや昼なのだが)寝床は、どうしてなのか、かなり身体が重くなっていた(前夜の就床時には、三〇分もの長きに渡って瞑想を行ったのだが、それが睡眠の質にまったく反映されていないわけである。とは言え、その瞑想が長くなったのは、日…

2017/11/15, Wed.

起床、正午を過ぎてしまう。(……)睡眠が一二時を過ぎるかどうかというのは、やはり何となく一つの大きな境界線になるもので、なるべくそこは越えたくないと思う。 (……) この日一度目の食事が何だったかは思い出せない。食後は風呂洗いなどをしてから室に…

2017/11/6, Mon.

五時過ぎでもう暮れきって宵に移行しつつある空の下、街道を行けば、車に引かれて前から滑ってくる風が肌に寒くて、服の内で背のほうに鳥肌が立っているのがわかった。裏路に入ると空気の流れが途端に収まる。乱れのない快晴の空だったらしいが、折々にすれ…

2017/11/3, Fri.

昼の日なたに踏み入り、温もりに染み入られているだけで鎖骨のあたりに快感を滲ませるような、長閑さの極まったような快晴だった。木洩れ陽の坂を上れば木の下でも温かく、しかし同時に涼しさも前から流れて触れてきて、それがまた肌に具合良い。眼下に覗く…

2017/11/1, Wed.

家を出て傍の道の上から見晴らす南の山に、金色の西陽が掛けられている。もっと近間の樹々からまとめて覆い尽くした夕方の色の、温かみのあるという形容を付すべきだろうが、身に寄ってくる空気が冷え冷えとするそのせいで穏和さもあまり感じられず、目で見…

2017/10/30, Mon.

この夜も夕食後に散歩に出て前日とは逆方向に歩き出せば、夜気は昨日と比べて明らかに冷たく、冷え冷えと冬めくその分なおさらと言うべきか、深縹色を隅まで瞭然と広げた空のひどく明るく冴え渡っており、前日よりも膨らんで弦月を越えた月の高く掛かったそ…

2017/10/29, Sun.

雨に降られた日中だったが、夕食のあとに散歩に出ると、降りの痕が濃く残っていながらも既に止んでいた。夜空に雲の白さがはっきりと浮かび、斜めに引きちぎられたその間には群青色も明瞭に注いでいる。西の月は雲のなかにありながら明るさを妨げられること…

2017/10/26, Thu.

暮れに掛かった頃に、居間の卓で温かい豆腐を口に運びながら南の窓の外を見やると、もうだいぶ傾いた夕陽の光の、遠くの樹々に投げられている。夏のそれと違って粘りの弱く淡白なような光線の、薄らいだ緑に重ねられて、黄色とオレンジを半ばずつ含み穏やか…