2016/12/26, Mon.

 六時に駆動するよう仕掛けた目覚ましの鳴り響きで覚めたのだが、まだその時間は部屋の内が暗闇に包まれていた。窓外を見てみても、南の山に接した空は薄墨色に沈んでまだ夜の圏域で、一二月の明け方六時というのはこんなに暗いものかと、もう長いことこの時刻に起きたことなどなかったので、意外に思った。もう少し睡眠を稼ぐことにして、しかし本格的な眠りに落ちて時間をなくさないようにとそれだけは注意して、まどろみながらしばらく横になった。そうして六時半頃にふたたび目を開けると、曇りの朝で太陽の姿はないが、さすがに外も色味を取り戻して、薄雲が青く染まっている。