きみがだれであるにしろ、夕暮れにはそとへ出たまえ
なにもかも知りつくしている自分の部屋をあとにして、
きみの家の前には、遠い景色がひらけている、
きみがだれであるにしろ。
すりへった敷居からそとへ向くことのほとんどない疲れた目をあげて、
きみはおもむろにくろぐろとした樹木をたてる。
その一本の樹だけを、ほっそりと天空にそびえ立たせる。
こうしてきみは世界をつくった。そのおおきな世界は
心に秘めたまま熟してゆく一つのことばのようだ。
きみの意志が世界の意味をつかむと、
きみの目は愛情こめてその世界をときはなつ……(神品芳夫訳『リルケ詩集』(土曜美術社出版販売/新・世界現代史文庫10、二〇〇九年)、24; 「序詩」 Eingang; 『形象詩集』 Das Buch der Bilder より)
- 九時にアラームを設定してあったが、それを待たず、八時四五分くらいに目が覚めて、そのまま数分後に起床した。アラームの設定は解除しておく。きょうはまた窓に陽の色と空の青さがひかっているあかるい秋晴れである。きょうは水場に行かず、すぐに瞑想をした。二〇分ほど。そうして上階へ行き、母親にあいさつをして、うがいなどもろもろすませてから食事。ビーフンときのうのナスの味噌汁ののこり。母親は暑い、こんなに暑くなるなんて、ともらしていたが、こちらの皮膚感覚としてはすずしくてさわやかな朝だった。しかしそれは起き抜けということがおおきかったのだろう、たしかにその後、午後にはいるとかなり汗ばむくらいの場面があった。新聞は休みなのでなにも読まず。ものを食べ終えるとすみやかに食器をかたづけ、風呂も洗って部屋にかえった。(……)
- いま二五時。さきほどgmailを見たら(……)さんからの返信がとどいていたので、うつしておく。
(……)
- (……)
- (……)
- (……)