2023/2/2, Thu.

  半分の夜

 半分の夜。夢の短刀たちで きらめく目に留められて。
 苦痛のあまり叫ぶな、布のように雲がはためくのだから。
 一枚の絹のタピストリー、そういう風に 半分の夜はぼくたちの間に張られた、暗闇から暗闇に踊られるように。
 黒いフルートを ぼくたちのために かれらは 生きている木から彫る、そこへ踊り子がやって来る。
 海の泡から紡がれた指を 彼女はぼくたちの目の中に沈める、
 「まだここで 泣こうとしている目はあるの?」
 ひとつも。それで彼女は喜んでくるくるとまわっていき、そして火のような太鼓の音が高くなる。
 指輪をぼくたちに 彼女は投げる、ぼくたちはそれを短刀で受けとめる。(end29)
 彼女はこうしてぼくたちを契らせるのだろうか? 破片のように鳴り響き始める音が聞こえる、そして今 再び ぼくは知る、
 お前は蒙むらなかったことを
 くすんだ藤色の死を。

 (中村朝子訳『パウル・ツェラン全詩集 第一巻』(青土社、一九九二年)、29~30; 『罌粟と記憶』(一九五二))



  • 一年前から。ニュース。

(……)新聞、石原慎太郎の訃報。きのうの夕食時にテレビのニュースですでに目にしていたが。文化面で西村賢太が追悼文を寄せていたがまだ読んでいない。ミャンマー政変から一年の記事をとちゅうまで読んだ。国軍側はNUG傘下の国民防衛隊をテロリストだと断じ、かれらから一般市民をまもらなければならないと統治や戦闘を正当化している。抵抗者にたいする苛烈な弾圧のいっぽうで、市民の支持も気にしているらしく、国民民主連盟(NLD)をもともとは解党させると言っていたのが、さいきんはいまのところ解党させる予定はないと言明しているらしい。つぎの総選挙にNLDが参加するか否かも、かれらの選択の問題だと。アウン・サン・スー・チーが拘束され主要メンバーも亡命したいま、NLDの勢力は壊滅的なので、わざわざ解党せずとも選挙に参加させることで、自由で公正な選挙をおこなったと国際社会にたいして主張できるようにする目論見ではないかという。いっぽう、中国がミャンマーの安定にむけて動き出しているらしく、というのもいわゆる一帯一路の一環でもともとNLD政権と経済開発・経済協力をすすめていたところ、その利益をえるためには国内が安定しなければというわけで、いままではあまり積極的に介入してこなかったのが、国軍統治がしばらくは続くと見切って実利を取る働きかけをはじめたらしい。国軍と少数民族勢力の停戦仲介なんかも一部でしているもよう。

  • 描写。

食器と風呂を洗う。窓外、風があり、落ち葉が一枚、アスファルトのうえを、路上を宙とする蝶のようにころがされていく。林の竹の葉も上下にさわさわ揺動しており、その影がしたの土壁でもおなじように、もうすこし抽象的に入り混じった交錯でふるえているのが、網戸をはさんでおだやかにされた視界のために余計にぼんやりあいまいに映る。

  • 出勤路。

(……)徒歩で職場にむかう。東方面へ道をとる。坂道にはいって川のほうをみやると、しずまっている水面は夏の葉の色を百枚分も溶かしたような深緑色で、ながれのあるばしょは鯨の鬚をたばねてながしたごとく白いすじが持ち上がって、ゆらぎながらもくずれることなく白さを絶えず固定しつづけている。ひだりの林縁の草壁のなかには鳥があそんでいるらしき気配が散ったが、すがたはかくれて見えなかった。坂のうえまで来ればきょうは濁りなき快晴とは行かず、東の空の低くには雲がうっすら融けこんで青さが微妙にみだされており、西も太陽はふくらんでいるもののいくらか敷かれているようで、身をつつむ日なたの色が平板でやや白っぽい。それでも(……)さんの宅の脇で斜面に生えた蠟梅の、もう花の黄色をきざしはじめているその横で、ツバキかなにかの葉がめざましい緑に色濃く、わずかに湾曲しながらひかりをはじきかえしているその質感が、ほんとうは固いはずなのにゼリーのような弾力を目に伝えてきた。

街道に出る交差部でガードレールのむこうに生えている紅梅は、これももう薄ピンクをともしはじめている。それを見ておもったが、もう二月なのだ。二月にもなれば梅も咲く。街道では歩道の工事がつづけられており、月曜日にあるいたときにも見たが、道路の南側端に矩形の穴が掘られて、どういう基準か知れないものの木を組んだ柵のような仕切りがところどころ穴のうえをまたぐかたちで架けられており、きょうは先日とくらべてさらに縁石というか縁をなす白いブロックが設置されていて、人足が多数穴にはいってはたらいているなかにひとり威勢よく雑談しながらの者がいた。車の通りを整理する人員のひとりがこちらの行く側の歩道から道路のまんなかに出て、落ちていた手袋をひろっていた。(……)公園の入り口には枠組みのなかに地蔵があったり、なにか碑のような石が乗った台座があったりして、そのどれも世話をするひとがいるのか、いつも細い容器に花が差されているのだけれど(あるいは造花なのだろうか)、きょうはその容器がことごとくかたむきたおれていたのは、昼過ぎくらいから風が盛ってうなりを立てるくらいに駈けていたからだ。老人ホームの角まで来ると売物件の方向をしめすカラーコーンも同様にたおれており、裏路地につづく道にはいまおもてに出ようとする消防車が一台信号を待っていて、そこにどうやらさきほどの整理員らしい男性が窓からなかにはなしかけているのは、手袋がかれらのものではないかとたずねていたようだった。落ちてたんで! などと、妙に責任感を帯びたようなおおきな声で言った男性にたいし、なかの消防員は、あー、そうっすか、と気のない調子でおうじていた。

  • 「読みかえし2」から。一〇月序盤あたりからウクライナでは反攻勢がはじまり、南部ヘルソン地域でも奪還がすすんでいる。ロシア国内で軍の方針やその敗走などについておおっぴらに批判の声が表明されるようになったのもこのころからのようだ。

Samantha Lock with agencies, “Russia-Ukraine war latest: what we know on day 225 of the invasion”(2022/10/6, Thu.)(https://www.theguardian.com/world/2022/oct/06/russia-ukraine-war-latest-what-we-know-on-day-225-of-the-invasion(https://www.theguardian.com/world/2022/oct/06/russia-ukraine-war-latest-what-we-know-on-day-225-of-the-invasion))

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Ukraine’s forces are pushing their advance in the east and south, forcing Russian troops to retreat under pressure on both fronts. President Volodymyr Zelenskiy said Ukraine’s military had made major, rapid advances against Russian forces in the past week, taking back dozens of towns in regions in the south and east that Russia has declared annexed. Military experts say Russia is at its weakest point, partly because of its decision not to mobilise earlier and partly because of massive losses of troops and equipment.

Ukraine has extended its area of control in the Kherson region by six to 12 miles, according to its military’s southern command. Zelenskiy confirmed the recapture of the villages of Novovoskresenske, Novohryhorivka and Petropavlivka, saying the settlements were “liberated from the sham referendum and stabilised,” in an address on Wednesday. Kherson region’s Moscow-appointed governor, Kirill Stremousov, said the withdrawal was a tactical “regrouping” to “deliver a retaliatory blow”. The extent of Russia’s retreat remains unclear.

     *

Attempts to play down retreats in Ukraine are no longer washing inside Russia with the latest military failures spilling on to local television screens. “Why do we advance metre by metre when they advance village by village?” Olga Skabeyeva, the country’s top state-TV host, asked a Russia-appointed official in Luhansk in a recent broadcast. Pro-war military bloggers and journalists are also criticising the Kremlin and painting a bleak picture of deteriorating Russian morale. Roman Saponkov, a prominent war correspondent, described his despair over the pullback in Kherson on his Telegram channel: “I really don’t know what to say to you. The retreat … is catastrophic.”

  • 七時台にいちど覚醒し、再度はっきり時刻を確認したのは八時ちょうど。そこで起き上がり、カーテンをあけて首や肩をまわす。そういえばきょうは夢をみて、こまかいことはわすれてしまったのだが職場ではたらいている夢で、問題が起こりつつもがんばってまわそうとするみたいなことだったはず。あと、いちど退勤したものの駅舎にはいってから傘をわすれてきたことに気づき、もどって入り口をはいり、傘立てから傘を取ろうとしたところが、そこにあったのはこちらがあるとおもっていたビニール傘ではなくて折りたたみのちいさなやつだけで、だから目当てがみつからず、もどってきた事情も説明せずそのまままた出る、という場面があった。覚醒後にはまたきのうみた夢のこと、というかそこに出てきた小中の同級生のこともおもいだしていて、これも内容はすべてわすれたが(……)が出てきたのだ(たしかこの漢字で合っていたとおもうのだが)。かれとは小五か小六くらいまではけっこう仲が良くて、とうじたしか(……)に懸想していた早熟な女子がいて、小学校の校庭の端でそのことを相談されたというか、相談というほどではないがなやんでいるみたいなことを聞いた記憶があるが、この男は小学校のころからからだをよく鍛えており、リトルリーグかなにかにはいっていたのだったかとくに強肩で、中学校でのソフトボール投げの測定では測定範囲を越えるとおくまでボールを投擲してみせたくらいだった。勉強もけっこうできたほうで、小学校時点での実力だと私立の(……)中学に行った(……)なんかがトップクラスでこちらがそのつぎくらい、(……)はそのつぎくらいだったとおもうのだけれど、中学にはいってからややヤンキー寄りになり、とはいっても地頭がよいわけだからやんちゃな連中のなかに染まりきるわけでもなく、くわえて腕が太くてからだもずんぐりした感じだったとおもうので、ヤンキーぶったやつらのなかでも一目置かれていたような、微妙に敬してとおざけられているというか、その輪のなかにかんぜんには入りきらないでいたようなというのがこちらの印象だ。じぶんは子どものころから臆病者でからだも貧弱だからヤンキー連中のまえに出ればびくびくしているようなもやしっ子で、しぜん(……)ともつきあいはなくなったが(クラスもべつだったし)、高校にあがったあとに朝(……)駅で電車に乗っていると、車両のそとを(……)がとおりかかってこちらに気づき、眉をもちあげにやっと笑ってしたしげな表情をおくってきたことがいちどあったのをおぼえている。それ以後に邂逅はないし、おそらくもう一生会うことはないだろう。小学生の時分にはかれの家に遊びに行ったことがいちどか二度くらいあり、今朝の寝床のなかでおもいだしていたのはそのことだ。(……)からちょっと東に行ったさきのいっぽんしたの道あたり、つまり(……)のアパートか、あるいは公営住宅だったかもしれないがそこに住んでおり、遊びに行ったときに母親が病気をしていてべつの部屋で寝込んでいて、そのことをちょっと神妙めいた表情でいうので、子どもながらにたいへんなんだなとおもったはずだ。記憶の脚色がなされていてもおかしくないが室内も薄暗いような雰囲気だった気がするし、たしか(……)の部屋というものもなく、居間みたいなスペースであそんだのではなかったか?(なにをしてあそんだのかおぼえていないが) しかもお母さんがふせっているというわけだから、配慮してあまりさわがずしずかにあそんだはず。なにかゲームをやったんだろうか。たぶん小学四年か五年のころだったとおもうのだけれど、もしかするとあれが、こちらが「貧しさ」めいたものを他人の家におぼえたはじめての体験だったかもしれない。ほんとうにそういうものを見て取っていたかさだかでなく、それはたんにいまの印象を記憶に投影しているだけなのかもしれないが、おもいかえして、そういうものをなにかしら感じたのではないかという気がする。こちらの実家は祖父母の代(というかそれいぜん)からあった家をじぶんが小学校二年のときに壊して新築し、こちらも兄も自室をあたえられて不自由なくやっていたので。家のレベルでいえば実家の向かいの古い木造屋に、のちには近間の公営住宅に住んでいた(……)(家が向かい同士なわけだから、しぜん小学校一、二年のころからいっしょに学校に通うようになり、ある種幼なじみみたいなもので、小学校中はかなり親しかったし、中学にあがってからもそこそこ仲が良かった)の家や、やはり公営住宅に住んでいた一学年うえの(……)(たぶん子供会の場で知り合った。ちなみにかれには(……)という名の弟がおり、じぶんはそちらともそこそこ仲良くしていた)の家と大差なかったはずだが、かれらのところに遊びに行ったときにそういうことを明確に感じたというおぼえはない。(……)が住んでいた向かいの家なんか建物じたいはもう相当古いはずで、これは二〇一八年の三月に橋から飛び降りて自殺した(……)さんが所有して貸していた家で、いまはその娘の(……)さん(「(……)ちゃん」)が仲間とじぶんのしごとをするのにつかっているのだけれど、木造の狭い家だけれどこたつにはいっていたずらに煙草をもてあそんでみたりとか、なんか楽しかったおぼえがある。(……)のほうも我が家にないプレステがあって、それをやらせてもらいに行っていたようなもので、『デジモンワールド』がいつでもできるのをかなりうらやましがっていたくらいだ(小学校時代に他人の家でやったロクヨンとプレステのゲーム(『大乱闘スマッシュブラザーズ』とか、なんか3Dのマリオのやつとか、『モンスターファーム』とか)はどれもめちゃくちゃおもしろかった。FF7などのRPGはその性質上友人がやるのを見ているだけしかできず、やはりうらやましくおもっていた)。かれらの家庭とはちがって(……)の家に「貧しさ」めいたものを感じたとすれば、それは親が病気で寝込んでいるというその特殊事情が関係したのだろう。
  • 八時にいちど起きると水を飲んだり腕を振ったりして、寝床にもどって九時半すぎまで。日記を読んだりなんだり。正式に離床すると座布団二枚を窓外に出し、布団をたたんでおき、洗濯をはじめる。そうしてまた腕を振ったり体操したりして、一〇時ごろから瞑想した。二〇分弱。まどろみはしないのだけれど、意識がかすんでいるような、やたらねむいような感じがあってあまりしゃっきりしない。食事は温野菜とコーンスープと、五個入りのちいさなオールドファッションドーナツをふたつ。食後もやる気が出ず洗い物をすませるとてきとうにウェブをみて過ごし、一時がちかくなったあたりで湯を浴びた。湯を浴びてもやはりやる気が湧かず、とにかくむやみにねむたい。気怠いような感じもあって、布団をおろして横になると吉田満戦艦大和ノ最期』を読みはじめたが、そのあいまにも目を閉じてしまうような調子だ。三時ごろに洗濯物をいれると(覚醒時は青さがひろがっているとはいえぜんたいにうっすら雲が混ざってやわらいだ空で、その後そこそこ陽射しもあらわれたのだが、午後のはやくからは曇りにかたむいた)、脚をたたんだ半うつ伏せみたいな姿勢であたまに血を送ろうとしたり、胎児のポーズで左右にゆれたり、たんじゅんにあたまのうしろに両手を組んであおむけで目を閉じたりと、しばらく休んで意識のよどみを取ろうとした。それでもそんなにしゃきっとしないのだが、いちおうその甲斐あってか米を炊いて煮込みうどんをつくろうという気になり、おとといは無洗米といってもいちおうたしょう洗ってみるかとおもって釜をもちいてすすいだが、きょうはなにもせず水をそそいだだけで炊いてみようとそのようにして、キノコや野菜もおのおの切って出汁や麺つゆを鍋に足し、煮込んでいるあいだにきょうのことを書き出した。ゆびにしても全体的な心身にしてもあまり調子良くという感触でもないが、ゆびのうごきじたいはかるく、こうして書くくらいのやる気は出てきている。しかしやはりどことなく疲労感、倦怠感がある。五時一九分。

Spain will initially send between four and six Leopard 2 tanks to Ukraine, El País is reporting. Italy is to join forces with France in supplying air defences to Ukraine, the FT reported. In an interview, Italy’s defence minister, Guido Crosetto, said a package of military aid now being prepared by Giorgia Meloni’s government would probably include “weapons of defence against Russian missile attack”. “Italy is expected to provide the missile launchers, while France would supply the rockets,” the paper reported.

Germany’s vice-chancellor, Robert Habeck, has spoken out against his country delivering fighter jets to Ukraine. Habeck, an early supporter of his government supporting Ukraine with German-made Leopard 2 tanks, said such a move would probably be a step too far for western allies weighing up support for Kyiv’s cause against fears of being drawn into an outright war.

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Norwegian academics, rights campaigners, bestselling authors and a former minister have urged Oslo to increase its support for Ukraine, saying the government must do more to help after earning billions in extra oil and gas revenue from Russia’s war. Norway’s oil and gas revenues have soared to record levels over the past 12 months as energy prices have tripled after Russia’s invasion of Ukraine and Norway has replaced Russia as Europe’s largest supplier of natural gas.

Nato’s secretary general, Jens Stoltenberg, has said Russia and China’s growing relationship poses a threat not only to Asia but also to Europe. In a speech to Keio University in Tokyo, the Nato chief underlined the importance of stronger cooperation and more “friends” for Nato in the Indo-Pacific region, adding that the war in Ukraine had demonstrated “how security is interconnected”.

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A UK Ministry of Defence intelligence update said recent days have seen “some of the most intense shelling of the conflict” along the Dnieper River. “This has included continued shelling of Kherson city,” the ministry notes, adding that outside the Donbas, Kherson is the city most consistently shelled in the conflict.

Gaza, densely populated with 2.3 million people, has been under an Israeli blockade since Hamas took power in 2007.

The Popular Front for the Liberation of Palestine (PFLP), a secular Palestinian armed group, said it had launched rocket salvos at Israel early on Thursday in response to the airstrikes and the “systematic aggression” against Palestinian prisoners in Israeli jails.

Earlier on Wednesday, the firebrand Israeli national security minister, Itamar Ben-Gvir, who oversees prisons, said he would push ahead with plans to toughen conditions for Palestinian inmates in Israeli jails.

He claimed the recent bout of rocket fire was due to his decision to close two makeshift bakeries operated by Palestinian militants in Israeli prisons and called the bakeries part of the unwarranted “benefits” that “terrorists” were subject to.

“The launch from Gaza won’t weaken my resolve to continue working toward changing the summer camp conditions of murderous terrorists,” the minister said.

The Israeli prison service said the problems started last Friday when it placed dozens of Palestinian prisoners in solitary confinement after they celebrated the deadly Palestinian attack outside a synagogue in east Jerusalem.

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An Israeli operation in the Jenin refugee camp last week, one of its deadliest raids in the West Bank for decades, killed 10 Palestinians, mostly gunmen but also two civilians, including a 61-year-old woman. The next day, a Palestinian gunman killed seven Israelis outside a synagogue in East Jerusalem in the worst such attack in recent memory.

Myanmar’s military regime has announced an extension to its state of emergency, effectively delaying elections the junta had pledged to hold by August, as it battles anti-coup fighters across the country.

The junta chief, Min Aung Hlaing, acknowledged that more than a third of townships were not under full military control, in comments reported by state media on Wednesday.

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The “state of emergency will be extended for another six months starting from February 1”, the acting president, Myint Swe, was quoted as saying by state media.

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The state of emergency was due to expire at the end of January and the military had been widely expected to announce on Wednesday that it would prepare for the polls.

The United States, Canada and Britain announced a new round of sanctions on the anniversary, targeting members of the junta and junta-backed entities. So did Myanmar’s former colonial ruler Britain, and Australia.

More than 2,900 people have been killed in the military’s crackdown on dissent since it seized power and more than 18,000 have been arrested, according to a local monitoring group.

The junta recently wrapped up a series of closed-court trials of Suu Kyi, 77, jailing its longtime enemy for a total of 33 years in a process rights groups have slammed as a sham.

“It is clear that the junta’s goal is for her to die in prison,” French lawyers Francois Zimeray and Jessica Finelle, who represent Suu Kyi, said in a statement.

  • いまちょうど日付が変わったところ。夕刻以降は飯を食ったり、英文記事を読んだり、八時くらいからだったか書き抜きをしたり、その後一月三〇日にとりかかったり、寝床に逃げて休んだりまた書いたり。三〇日の記事はいましがた勤務時のことまでは終えて、あとは帰路のみ。もう終わるといえば終わるのだが、この日は帰路にひとつできごとがあって、それを書きつづけるにはもう気力がなくなってしまった。心身をさらにととのえていくことを優先しつつ、地道にその日書けるだけのことを書いていこう。書き抜きはユーディット・シャランスキー/細井直子訳『失われたいくつかの物の目録』(河出書房新社、二〇二〇年)を三箇所やって、図書館で借りたなかではパウル・ツェラン中島隆博ものこっており、せっかく延長もしたのにぜんぜん取り組めず、あしたもう返却日でいったん返さなければならない。ところで二度目の飯には納豆を食った。米も炊けるようになったし、ひさびさに納豆でも食うかとおもって、三一日にスーパーに行ったさいに買っておいたのだ(じぶんはむかしから納豆を単体で食う気にはならない人種だ)。実家にいたあいだは納豆を食うときはいつもミツカンの「カンタン酢」をくわえていた。これは甘みのある酢であり、くわえるとなんか合うのと、粘りが取れやすくなってパックを洗うさいに手間がかからなかったのだ。しかし今回はそれを用意していないので、ふつうに付属のタレとからしを入れ、かき混ぜて米に乗せたのを一口食うとなんとなく物足りなかったので、そこに醤油もかけた。納豆は健康にやたらよいというはなしが巷間流通しているし、とくに腸には良いみたいだし、たびたび納豆ご飯を食ってもよいのではないか。食後にパックをながしにおいて水を落としたさい、パックの端についた粘りのすじの色とか、容器が水に浸かっていくさまとか、これはなんかなつかしの視覚情報、なじみのそれだなとおもった。といって近年実家ではさほど納豆を食っていなかったとおもうのだが。


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  • 日記読み: 2022/2/2, Wed.
  • 「読みかえし2」: 1187 - 1191