2024-09-30 ■ うたた寝を越えてめざめた部屋に雨だれの音が銀河色して 白昼夢じみた霧水の大気に酔いゆく草は響きとなった 風は行く 波を生む ガラスを鳴らす 網戸を抜ける ふわっとゆれればふれるカーテンは頬の一番とおいところを つかの間に風のおとずれを受けた存在の襞にともった音を うたう うたう きみはこうして うたう うたう ことばでうたう。 (20240930Mon. 23:10 / 23:42)