2017/1/11, Wed.

 往路。晴れだが空気はなかなかに冷たく、街道で、横を大型トラックが凶暴な音を響かせながら過ぎて行く時などは、巻かれた風が吹き付けてきて、思わず身を竦めるようになる。裏道へ。寺の周りの丘に陽が浸透しており、その朱色に木々の老色がややほぐれている。丘を伝って空に目が行くと、雲なく、青の階調の境が見分けられないが、際のあたりは何とも言えず淡く、擦り取られたような淡色である。