きょうもEvans Trioのディスク2にあたる部分を("Milestones"以外)聞いたし、ムージルもウルフも読んだし、小説もすこしすすんでそのほかにもいろいろ書き、かなりいい日だった感じがある。肉も食ったし。そのときちょっと気持ち悪かったので食いづらかったは食いづらかったのだが、ふつうにうまくはあった。あしたから実家行き、そして労働。月曜の夜に勤務後そのまま帰ってもいいのだが、せっかくなので火曜日までいて家事をやり、その夜に電車でもどってこようかなとおもっている。
 六一年Village VanguardのEvans Trioのディスク2は、"Alice In Wonderland (take 2)"がすばらしい。冒頭、ピアノだけの提示が終わって、ちょっとだけ溜めながらベースとドラムがはいってきた瞬間から、これはなんか、なにかだぞ、という気配があった。このテイク2はだいぶもったりしていて重めな印象で、たぶんテイク1よりテンポは遅いとおもう。また、LaFaroがそんなに暴れておらず、低音のほうでずっしりボンボンやっている時間が多い。それでいて鈍重に沈まず優美に盛り上がっている感じがあるのは、Motianが(ブラシで)シズルシンバルをけっこうバシャバシャやっているからで、テイク1のほうはたしかシズルはなかったんじゃないか? つかってたかな。テイク1のほうが拡散性がつよい気がして、そちらはそちらでなにかあるのだけれど、このテイク2はそれより密にまとめた感があり、比較的わかりやすくすごいという演奏になっている印象だ。ベースソロもテイク1よりわかりやすい。序盤と最後にいかにも見せ場的な速弾きの下降もある。ベースソロ後しばらくしてからEvansがアルペジオ的なコードワークを推移させるやはり見せ場の一連があるのだけれど、そこでもLaFaroはおとなしくしていて邪魔をしないようにしており、これはなんかここでEvansがそういうことをやるというのを、事前にわざわざ取り決めがあったとはおもえないので、いままでこの曲を演奏してきたなかでパターンのひとつとして知っており、即座にそれを察して合わせたんじゃないか? あるいは逆に、LaFaroが比較的動き回らないでいたので、Evansが行けるわという感じになってながい推移に踏み切ったのか?