2024-02-27から1日間の記事一覧

10680字。この小説、おもったよりもながいというか、書くのに時間がかかる。こんなに描写するつもりなかったのだけれど、なんかやってしまう。描写をしたくて文を書いているようなにんげんなのでしょうがないが。文章としても書き込みすぎだし、象徴的っぽい…

塔のある街 旅の途中で、ひとは多かれすくなかれ、おのれをうしなうことになる。ただしいこころ構えを知らなければ、それに気がつくことはない。気づく者は数すくなく、おのれ以上をうしなえる者はさらにずっとすくない。 街の門をくぐるときの数秒間、そこ…

いま一一時。きのうははたらき、ひさしぶりに電車に乗ってかえってきて、一〇時ごろアパートについた。夜ならひとがほとんどいないので乗れる。きょうはおおかぜの日で、まことに風がつよく、ぐちゃぐちゃぐしゃぐしゃというかんじで建物にぶつかっているお…