2016-01-01から1年間の記事一覧

2016/10/16, Sun.

前日に引き続いて快晴の朝だったが、陽を浴びながらやはり八時間は眠ってしまい、確かに起きたのは一一時五分である。もうだいぶ西に移った太陽の光を目に取りこみ、身体の自由を取り戻して、布団を横に剝ぐと枕元の本を取った。マルセル・プルースト/鈴木…

2016/10/15, Sat.

久方ぶりの印象がある、晴れの朝だった。何度も目覚めるあいだに、窓ガラスの宙に丸く膨らむ太陽の光を瞳に浴びたのだが、身体は固まって動かず、その恩恵を活かすこともできずに、太陽もよほど逃げて窓の隅で枠の向こうにいまにも隠れようとしている頃合い…

2016/10/14, Fri.

確かこの日も三時間くらい寝た時点で、一度覚めたのではなかったか。そのあたりの記憶は曖昧だが、続いて六時間ほど寝た九時台のうちにもまた覚めた。三時も半分を回ってから床に就いたのに、寝覚めがいつもより早く、しかも重くないのは三〇分の瞑想のおか…

2016/10/13, Thu.

覚醒が確かなものとなったのは一〇時三五分、何度目かの目覚めである。初めのほうの睡眠の内で、夢を見た。まどろみのあいだに反芻したものの、その大方はいまとなっては知れないが、この朝の内にも印象的だった一つ、暴力的な一場面は記憶に留まっている。…

2016/10/12, Wed.

久しぶりに澄んだ青さの伸びる空にちらちらと輝く白球の光が寝床まで斜めに滑ってくる朝だった。八時台かそのくらいで一度は覚めたはずである。母親は前日に引き続き仕事があるという話で、これは記憶違いかもしれないが、出かけてくると言うのを寝床から低…

2016/10/11, Tue.

七時台か八時台か、早いうちに覚めた記憶がある。その時、窓ガラスに何かが触れるこつこつという音がしていたので、その音で覚めたのかもしれない。寝惚けた頭で何か虫がたかっているのだろうかと考え、気色の悪い姿態が脳裏には想像され、怖いもの見たさの…

2016/10/10, Mon.

一番最初に覚めたのは、八時半頃だったはずである。いつの間にかアイマスクが外れて顔のすぐ横に落ちており、目を壁のほうに向けると時計の時刻がはっきり見えた。例によって、睡眠時間はそれほど長くないにも関わらず、この一度目の覚醒が最も意識の晴れた…

2016/10/9, Sun.

九時台のうちに一度覚めていた覚えがある。しかし起きあがらずにまどろんでいると、母親が部屋にやってきて、クリーニング店にこちらの仕事着を出してきてくれるらしく、ネクタイはどれが使ったものなのか、などと訊いてきた。寝床で目を薄くしたまま、低く…

2016/10/8, Sat.

朝のことは覚えていない。起床は一一時二〇分だったようである。便所に立ったはずで、それから瞑想をした。一一時半から四二分まで枕の上に座り、上階に行った。食事に何を食べたのだったかは、既に忘れてしまった。(……)こちらは室に帰って、João Gilberto…

2016/10/7, Fri.

長々とまどろんでいるあいだに、母親が部屋に来た記憶もあるが、はっきりとしない。一〇時半になるとようやく意識が固まったようだが、例によって寝床でだらだらと時間を潰してから、上に行った。台所には、生ハムのかけらが混ざったチャーハンが作られてラ…

2016/10/6, Thu.

母親の操る掃除機の音が、部屋に近づいてくるので覚めたようである。けたたましい排気音が部屋に入ってくるのを寝床で迎えて、母親が何とか言うのを受けながらまだ身体は起こさなかった。意識がはっきりとしたのは、一〇時だったらしい――白く輝く眩しさが窓…

2016/10/5, Wed.

起床時のことはもはや何ら覚えていないが、一〇時だったらしい。例によってちょっと臥位を続けていたが、確かこの時に母親が室にやってきて、草取りを手伝ってくれないかと言った。だらだらと朝寝をしておいて不遜だが、まだ床を離れてすらいないのに、と少…

2016/10/4, Tue.

初めに覚めたのは、六時半である――アイマスクを洗って以来、自室に持ってくるのを忘れていたため、顔を覆うものはなく、目を開けるとぼやけた時計がすぐに見えた。目を凝らして時刻を認識し、四時間ではと、よほど軽い目覚めなのだが短い睡眠時間を恐れて、…

2016/10/3, Mon.

朝のことはもはや覚えていない――起床は一〇時五分と記録されている。八時かそこらから何度も覚めたが、粘りのある眠りに取りこまれて苦しみ、ようやくそれを振り払えたのがその頃だったのだ。布団を横に剝いでハーフパンツの身体を露出させると、膝の上に片…

2016/10/2, Sun.

久方ぶりの晴れの朝で、明るいなかで何度も覚めたようではあるが、一一時過ぎまで起床を掴むことができなかった。意識がやや晴れると、またもや怠惰に過ごしてしまうのを恐れて携帯には頼らず、カーテンをひらいて太陽の白い照射を受け、じきに瞼を安定させ…

2016/10/1, Sat.

起床は一〇時五五分だったらしい――まどろみのなかで、張りのあって明朗な鳥の鳴き交わしと、川向こうかどこかから渡ってくる、幼稚園で行われているらしき運動会の音声を聞いた。夢は、のちにメモした時に印象に残っていたものとしてはまず、どぎついような…

2016/9/30, Fri.

前日と同じく、自分としてはまだ早い頃合い、八時三五分に覚醒が訪れたのだが、携帯を取ったのが運の尽きで、恐るべきことにそれから三時間のあいだ、寝床に転がったまま怠惰にウェブを回って時間を潰した――この三時間を読書に充てていれば、それで一〇〇ペ…

2016/9/29, Thu.

何のきっかけもなく、まだ早い時間、七時台のうちに目が覚めた――尿意が満ちていたので、そのためかもしれない。まどろみは軽く、すぐに起きあがれるくらいの意識になったが、朝の生理現象で性器が膨張しており、用を足しづらい状態だったので、収まるのを待…

2016/9/28, Wed.

八時台のうちに目覚めて、そのすぐあとに母親が戸口に覗きに来たようである――あるいは、そのために覚めたのかもしれない。まだ眠気にまみれて淀んでいる頭で、手を伸ばしてカーテンをひらき、光を瞳に取り入れたが、すぐには意識が晴れずに瞼は重りをくくり…

2016/9/27, Tue.

意識が晴れたのは一〇時だが、携帯電話を取ると久しぶりに寝床でだらだらと過ごしてしまい、床の上に立ちあがった頃にはもはや正午も間近だったはずである。火曜日なので母親は仕事に出かけて、家のなかは無人だった。上に行くと、弁当が作られていたのでそ…

2016/9/26, Mon.

前日に引き続き、この日も晴れ空の覗いて、カーテンのあいだを光が通る午前だった。その午前をほとんど丸々消費するくらいの朝寝をして、母親がたしなめ気味の口調で部屋にやって来たのが一一時半頃だったようである。面接を受けに出かけてくるが、シーツを…

2016/9/25, Sun.

意識が定まったのは一〇時四〇分、雲も掛かってはいるものの、久方ぶりに晴れ間の見える朝で、白光を瞳に取り入れながら覚醒を呼び寄せた。この日は二時から、立川で大学の同級生と、月例の会合である。夜更かしのせいで起床が――いつも通りではあるが――遅く…

2016/9/24, Sat.

ぼやけた視力で時計の短針の文字に対する位置も定かならず、一〇時なのか一一時なのかも見分けられずに目を覚ました時があった。しばらくしてからもう一度目をひらくと、まだ一〇時台だったので安堵したのだったが、やや重さのある眠りに意識を持ち上げられ…

2016/9/23, Fri.

何時頃だったのかは定かでないが早朝に、一度覚めた――明確な胸焼けや不快感はなかったが、仰向けの姿勢で眠っているうちに、胃液が逆流してきて眠りを破られたのではないかという気がした。左向きの姿勢に直って再度寝付き、それから起床までのあいだに、ま…

2016/9/22, Thu.

一〇時台のうちに一度は覚めて、睡眠時間を計算したのだったが、例によって、砂を零すように起床をするすると手から逃し、横を向いて顔を床に付けているうちにまどろみとともに時間が過ぎた。そうして結局、頭がはっきりとしはじめたのは一一時四〇分である…

2016/9/21, Wed.

早い時間から目覚めたようである。覚えているのは八時の目覚めで、この日は両親が草津へ旅行に出かける予定だったのだが、九時頃に出るつもりが寝坊をしたのだろう、母親が慌てたような声を発しながらどたばたと起きたのにこちらも覚醒を得たのだった。夢を…

2016/9/20, Tue.

目が覚めてアイマスクを外すと、六時四〇分だった。再度寝入ろうとして布団にもぐり、アイマスクで視界を閉ざしてみてもうまく行かなかったので、携帯電話を取った。雨は大層な勢いで降っており、景色は白く染まって、激しい雨音が窓を閉ざしていても部屋の…

2016/9/19, Mon.

朝の早い頃から雨が降っていたようである。窓は確か、夜気が肌寒いほどだったので前夜のうちに閉めていたのではないか――この朝も、久方ぶりに冷たさに寄った空気の質感で、布団のなかが大層心地よく感じられた。起床は一〇時半になったらしい。便所に行って…

2016/9/18, Sun.

まだ早い時間から何度も覚めたが、起床を寄せることができないのは常通りである。夢をいくつも見て、目がはっきりひらくようになった頃にはわりと覚えていたようだが、もはやどこかに飛んでいってしまった。一一時二〇分だったか四〇分だったかに最後の覚醒…

2016/9/17, Sat.

まどろみのなかで、窓の遠くから空気に響いて伝わってくる賑やかそうな音声を聞いて、そういえば今日は中学校の運動会だったなと思った記憶がある。何度かの眠りの途切れのたびに、夢を見ていた。自分も通った地元の保育園で、同じく地元の同級生(いまは自…